はじめに
台所の排水溝がつまってしまうと、日常の家事に大きな影響が出てしまいます。排水溝の詰まりを放っておくと、業者を呼ばないと解決できないなど大きなトラブルになりかねません。
このブログでは、台所の排水溝が詰まった場合に自分でできる対処法や簡単に始められるメンテナンス方法を解説します!
台所の排水溝がつまる主な原因と対処法
排水溝がつまる原因は以下のようなものが多いです。日頃のこまめなケアが不足していることが原因になることもあります。
1.油の蓄積
- 料理で油を使用した後にそのまま水を排出すると、排水管の内側で油が固まり、水の通り道が狭くなることで排水がスムーズに流れなくなる。特に寒い地域では油が固まりやすいため、詰まりが頻繁に起こる原因に。
2.食品カスやごみ
- 流しきれなかった細かなゴミが蓄積することにより、日を追うごとに排水溝の状況は悪化する可能性が高い。
3.洗剤から発生するヌメリ
- 洗剤や石鹸の成分(特に油脂成分を含むもの)が排水中のミネラル(特に硬水中のカルシウムやマグネシウム)と反応して「石鹸カス」を生成。石鹸カスは配管の内側に付着し、他のごみを吸着させやすくするので排水管が詰まりやすくなる。
4.排水管の経年劣化
- PVC(塩ビ)などの樹脂製排水管は長期間使用されると、熱や化学物質の影響で硬化したり、割れやすくなったりする。劣化した部分にゴミや汚れが引っかかることで、排水不良の原因に。また、このゴミが原因で水が漏れて配管周辺の土壌や建物の構造にダメージを与えることがある。
自力で対処する方法
1.お湯を使った解消法(軽度の詰まり向け)
- 排水溝を防ぎ、50~60℃程度のお湯をためて一気に流すことで詰まりを溶かす(熱湯は配管を傷める可能性があるため、この温度以上で流すのはリスク)
2.プランジャー(ラバーカップ)を使用
- 排水溝にラバーカップを密着させ、吸引して物理的につまりを取り除く方法
3.重曹と酢を使った自然派クリーニング
- 重曹を適量排水溝に入れ、その上から酢を注ぐ
- 化学反応で泡が発生し、ヌメリや油汚れを分解
- 最後にお湯で流す
4.ワイヤークリーナーや排水溝ブラシを活用
- 手の届かない奥まで物理的に汚れを取り除く
5.専用のパイプクリーナーを使用(中程度の詰まり向け)
- 市販の薬品を使う場合、注意事項と使用手順をしっかり確認して行う
- 洗剤の使用方法に従い、必要量を排水溝に注ぐ。しばらく放置してからお湯で流す。
- 効果が見られない場合、すぐに再使用するのは避け、時間を置いてから試す。
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自分で対処する際の注意点
無理をしない
強引に道具を使ったり化学薬品を過剰に使用したりすると、配管が傷んで修理費用が増加する可能性がある。
悪臭や水漏れが発生している場合は早めに専門業者へ
つまりが原因で水漏れや悪臭がある場合、内部の損傷や劣化が進行している可能性が高いため、速やかに対応。
自分で解決できない場合
プロの排水管クリーニング業者に依頼
- メリット: 業者は高圧洗浄機や専門的な工具を使い、詰まりを根本から解消できる。
- 費用: 数千円から数万円程度(つまりの場所や規模による)。
排水管カメラでの点検
- 経年劣化や複雑な詰まりの場合、専門業者に依頼して排水管内部をカメラで調査。
- 根本的な問題を特定し、修理や交換の必要性を判断。
日頃の予防方法
1.定期的に熱湯を流す
- 週に1~2回、50~60℃のお湯を流して油や石鹸カスの蓄積を予防する。
2.重曹と酢を使ったクリーニング
- 月に1回、重曹と酢を使ったクリーニングを行う。
まず、排水溝に重曹を大さじ2~3杯投入。
酢を適量(約100ml)ゆっくり注ぎ、泡立ちを確認する。
15~20分放置した後、熱湯を流して汚れを洗い流す。
3.油を直接流さない
- 使用後の油は、紙や布で拭き取ったり、固める処理剤で固めてから可燃ごみとして捨てる。
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4.水を流す量と頻度に注意
- 油汚れを流す際や洗剤を使用した後は十分な量の水を流して排水溝を洗い流す。これにより、ぬめりの蓄積を防ぐことができる。
5.排水口のフィルターやネットを使用
- 排水口専用のフィルターやネットを使い、細かいゴミや髪の毛などをキャッチする。
ゴミがたまったら早めに取り替える。
まとめ
排水溝が詰まる主な原因は、食品カスや油、石鹸カスなどの蓄積や、配管の経年劣化です。詰まりを解消するためには、段階的な対応を行い、それでも改善しない場合は業者に相談するのが安全です。日頃から予防策を取り入れることで、詰まりのリスクを減らし、排水溝を清潔に保てます!ちょっとおかしいなと思ったときが行動する時です。
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